需要大!病院以外の仕事

病院以外の場所で医療を支えたいなら。

在宅看護師のやりがいと重要性

在宅看護師は、超高齢化社会の波が押し寄せる中でますます需要が高まっている専門職の一つです。さまざまな職場で働く看護師の中でも、特に地域社会とのつながりが強く、直接患者さんやその家族に寄り添いながら、専門的なケアを提供する分野でもあります。
在宅看護師は、患者さんが自宅で最適な状態で過ごせるように支えることを目的としています。ここでは、そんな在宅看護師のやりがいや存在の重要性に焦点を当てて、気付きを綴りたいと思います。

在宅看護師は、患者さんの自宅に訪問し、各々の生活環境の中でケアを提供します。これにより、患者さんが慣れ親しんだ環境でリラックスし、家族との結びつきを感じながら治療やケアを受けることを実現します。家庭環境でのケアは、患者さんのQOL(生活の質)向上に寄与すると言っても過言ではありません。
加えて、在宅看護師は患者さんの家族とも連携を取る必要があります。在宅で療養する患者さんの健康を、しっかり維持・向上させるためには、一緒に住んでいる家族のサポートは必要不可欠です。常に看護師と家族が連携し、情報共有し、治療に協力してもらわなければなりません。
とはいえ、医療に精通した看護師がバックアップしてくれるのは、家族にとって心強いものといえるでしょう。

実際、在宅看護の現場では、患者さんとの距離がより近くなるため、深い信頼関係を構築できます。患者さん一人ひとりに対し、しっかり丁寧に寄り添いたいと考える看護師にとっては、非常にやりがいを感じられる現場といえるでしょう。
ただ、在宅看護師という職業柄、基本的に現場ですべて一人で看護の対応をしなければなりません。臨機応変な対応や高いコミュニケーションスキルが求められるため、相応のスキルと継続的な学びの姿勢を持つ必要があります。もちろん緊急事態に直面した際もすべて自分で対応せねばならないため、責任が伴います。
しかし、それだけ一人にかかる責任が大きい分、患者さんの治療に貢献できた時の達成感も大きくなります。

施設看護師の仕事内容

日本では高齢化社会を迎えており、65歳以上の高齢者はここ15年間で300万人以上も増加しています。それに応じ、介護施設の数も増加しています。
介護施設というのは有料老人ホームに代表されるように、高齢者が介護サービスを受けて生活を送ることができる施設全般のことをいいます。
この介護施設には、看護師の配置が義務になっています。もちろん、病院とは違って病気治療が目的の施設ではありませんので、医療行為が行われることは少ないです。
それでは、施設看護師はどのような仕事をするのでしょうか。

1つは、高齢者の健康状態を日々チェックすることです。具体的には、高齢者のバイタルサイン測定です。病院のようにこまめに測る必要はありません。
もう1つは配薬管理です。高齢者によっては自分で薬の管理を行うことが難しいので、その代わりに看護師が配薬管理をします。
介護スタッフへの指導も重要な仕事です。看護師は介護スタッフに対し、適切なケア方法を教えます。定期的に褥瘡予防や認知症の対応といったテーマで勉強会を開くこともあります。
他にも、看取りという大切な仕事があります。入居者の状態が悪いときには、家族に連絡して来てもらうようにします。そのため、看護師は家族と入居者が最期の時間をじっくりと過ごしてもらうように対応しないといけません。そして、入居者が亡くなったら医師に連絡して死亡診断を出してもらいます。ちなみに、エンゼルケアも看護師の仕事です。

なお、上記のような仕事を行う施設看護師の魅力や求人の探し方については、詳細ページで確認できます。